どこに住むべきか『百万都市のススメ』

今回は、住む場所について書いていきたい。

田舎にいけばいくほど家は安く借りられて、自然に癒されて人情も厚くて……などと考えている人は、ちょっと待ってほしい。

実際に、田舎などでは、役場や空き家バンクを利用してタダ同然で一軒家が借りられる場合がある。

しかし、田舎へ行くほど若者は依存されるということを忘れてはならない。

地域の老人の世話やら行事やらの濃厚な人付き合いで自分の時間が減る可能性がでてくる。抵抗して個人主義を通せば村八分などということもある。

都会のほうがお互いにかかわりあおうとしないぶん人間関係にわずらわされるリスクが少ないのは明らかだろう。

もちろん、人好きで世話好きなタイプの人には田舎も良いのかもしれないが、人好きで世話好きなタイプの人なら普通に社会に出て社会常識の中で生きるに違いない。

私の独断と偏見でいわせてもらえば、個人主義の自由人の住処として「郡」「町」「村」は避けたほうが無難だ。

なにごともバランスが大切だ。都会過ぎれば家賃が高い。田舎過ぎれば人間関係が濃い。

そこで、おすすめなのが百万都市(人口百万人以上)程度の地方都市だ。もしくは、政令指定都市(人口50万人以上)までは妥協してもいいだろう。

雪国などでは、防寒のために予想外の出費がかかる可能性があるので北限は宮城県仙台市。そこから、埼玉県さいたま市、神奈川県川崎市、京都府京都市、福岡県福岡市、広島県広島市などが百万都市といわれている。

ある程度、人口は多いほうが安いアパートなども多く、不動産の選択肢があり、人間関係が希薄で生活の便が充実しているため、自由人には生きやすい環境だと思われる。